サンジュウバンジン ゴコクジ

三十番神(護国寺)
 概 要
 三十番神とは、1ヶ月30日の、1日1日を守護する神様です。 松平三代藩主忠俔(ただみ)公は、元文元年(1736)急病に倒れ夢を見ました。 荒野をさまよっていると美しい御殿があり、中に入ろうとしたら 「ここは、城下の市兵衛のような善行で信心の厚い者が来るところだ。」と、追い返されたと同時に夢から覚めて蘇生されました。 早速人をつかわして探させたところ、万町の讃岐屋市兵衛が法華宗の熱心な信者で、人々の信用も厚いことがわかりました。 公は、市兵衛を京都に上らせ、名工1人1体ずつの番神像を彫らせ、同時に七万石にちなんで法華経7万巻の印刷をさせました。 2年後の元文3年にすべてを完成し、護国寺に納められ、これが蘇生三十番神と呼ばれました。
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所在地 長崎県島原市寺町