トップページ > 長崎商工会議所の変遷 > 14.桜町に新所屋「長崎商工会館」完成 (昭和55年12月)
大黒町にあった長崎商工会議所の所屋は、昭和39年2月、長崎県交通局の新築を機会に合流建設したものであるが、その後、地域経済の飛躍的発展、諸環境の変化による会議所活動の拡大、多様化にともなって、現所屋ではさまざまな不便を感じるようになり、会議所の機能を十分に発揮できない状況にあった。
こうした状況から、清島会頭は就任直後の昭和51年12月20日の議員懇談会の席上で「造船不況の打開、地域経済の振興のため商工業者の一層の結集が必要であり、さらに、経済の広域化、国際化に対応するためにもその拠点となる新商工会館の建設が望ましい」と所屋の移転・新築を提唱した。これを契機として、翌52年1月14日の常議員会で、新商工会館の建設推進を議決、同年4月会館建設推進特別委員会を設置して、建設計画の構想について検討を開始した。
さらに同年8月には同委員会を会館建設企画特別委員会に改組して、用地選定、会館規模、資金調達の問題など計画立案について検討を重ねた。
こうして、翌53年3月30日の通常議員総会に、新商工会館建設を附議、計画案の概要について事務局より説明して、万場一致で会館建設を決議した。
計画案の概要は、約25億円の資金を投じて桜町四番一号の空地(1,670�屐砲膨杭蠍�、長崎市、長崎県信用保証協会と共同で、地上九階、地下二階建のビル(延床面積11,650�屐砲魴�設、その1階の1部と2〜3階を商工会議所が使用するというもので、同年5月それまでの特別委員会を解散して、新たに会館建設推進本部を設置、清島会頭自らが本部長に就任した。
新商工会館の建設は、54年6月7日に鍬入式が行なわれ、翌55年12月に完成した。総工費約26億円、工期1年8ヵ月。清島会頭をはじめとする役員、議員、関係各位の熱意と努力の結晶が見事に実った結果であった。

桜町に完成した「長崎商工会館」
国際会議施設など完備した赤レンガの近代建築は、新時代を目指す地域経済界の活動拠点にふさわしい建物となった。
会館は、総面積11,652平方メートル、地上9階、塔屋1階、地下2階の鉄筋コンクリート建て。外壁はレンガタイル張りの長崎らしい装い。会議所は1階の一部と2階、3階で、総面積3,542平方メートル。200人収容のホールはじめ、講習会、会議用の小会議室など。ホールは国際会議に備え、同時通訳施設を設けた。
本所のほか、長崎市商工観光部、長崎県信用保証協会、県中小企業指導センター、県商工会連合会、県中小企業団体中央会、県経営者協会、県下請企業振興協会(現・県中小企業振興公社)、県貿易協会、ロータリークラブ、ジェトロ長崎情報センター、十八銀行桜町支店など経済関連団体、行政機関が入居、市内経済界の拠点ビルとなった。
(1)建築工事概要
○建築地:長崎市桜町4番1号
○敷地面積:1,670平方メートル
○建築面積:1,348平方メートル
○延面積:11,652 平方メートル
○構造: 鉄骨・鉄筋コンクリート造
○階層: 地下2階、地上9階、塔屋1階
○設備: 駐車場(43台)、エレベーター(3台)、冷暖房(全館中央セントラル方式)
○外装: 小口二丁掛タイル(イギリス貼打込工法)
○着工: 昭和54年6月7日
○竣工: 昭和55年12月5日
○ 設計監理施行:株式会社竹中工務店○延床面積:3,542平方メートル
○地下:1階・2階・駐車場
○1階:玄関、ロビー
○2階 :会頭室、特別応接室、談話閲覧室、特別会議室、ホール、商工会議所事務局
〇3階:事務室、第1・2会議室
○昭和52年
1 月 会館建設推進特別委員会設置(常議員会)
○昭和53年
3 月 会館建設決議(議員総会)
5 月 会館建設推進本部設置(常議員会)
8 月 基本計画着手
12月 基本計画案決定
〃 実施設計着手
○昭和54年
4 月 実施設計完成
6 月 工事請負契約完了
〃 地鎮祭
7 月 地下山止H鋼打設開始
9 月 地下捨コンクリート打設
11月 地下2階コンクリート打設
12月 地下1階鉄骨建方完了
〃 地下1階コンクリート打設
○昭和55年
1 月 地上階鉄骨建方工事開始
3 月 1階〜塔屋1階コソクリート打設
9 月 定礎式
10月 外部足場解体完了
11月 全工事完了
〃 長崎市役所竣工検査
〃 長崎市消防署竣工検査
12月 建築主竣工検査
〃 竣工式
〃 建物引渡
○昭和56年
1 月 落成式
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