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130年の歩み

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47.長崎国際博覧会特別委員会を設置(昭和61年5月)

 長崎市を中心に開催される長崎旅博覧会の成功に向けて、昭和61年5月、本所は長崎国際博覧会特別委員会(平井謙介委員長)を設置した。(昭和62年に長崎「旅」博特別委員会へ名称変更)同博は地域活性化の切り札として県、長崎市、本所の三者が共催、財団法人長崎旅博覧会協会(会長・高田知事)が運営主体。

 同博は本県の経済浮揚策として、長崎の持つイメージを演出しながら全県土を舞台に『旅』の魅力を内外の人に満喫してもらうとともに、開催に伴う公共投資、イベントによる消費需要拡大を狙った。会期は平成2年8月3日から同11月4日までの94日間。会場は長崎市松が枝町の国際観光船埠頭中心に2万2,000 平方メートル、出島(海上仮設)5,000平方メートル、孔子廟の以上3会場と市内7ゾーン。

 出展パビリオンは、三菱グループはじめ、田崎真珠、JR九州、NEC、NTT、日立グループ、富士通、九州電力、松下電器の9団体。

 旅博の直接投資額は47億8,000万円。道路、土木など博覧会関係公共投資額は201億6,800万円。会期中の入場者見込みは150万人で、それによる宿泊、交通など消費額は231億7,400万円。その結果、投資消費される総需要額は519億2,300万円、生産誘発額(波及効果)を1.85とみて地域還流総額は958億1,200万円。

 入場券は大人2,580円、高校生1,650円、小中生1,340円、幼児520円で、発売は第1期が平成元年8月1日‐12月31日、第2期が同2年1月1日からであった。

 同博は昭和61年度、長崎国際博覧会準備室が開設され、準備が進められたが、その後、博覧会名称、開催期日、会場など大幅変更を余儀なくされ、同年12月、名称を『長崎旅博覧会』と正式決定。62年度基本計画を承認するとともに、企画、運営、宣伝、事業、交通など各分野にわたって関係官庁、民間企業の応援体制を整え、その実施に向けて精力的な作業を進めていた。

「長崎旅博覧会」メイン会場のイメージ図
「長崎旅博覧会」メイン会場のイメージ図

 開催に当たって、博覧会を、 (1) 長崎の魅力の集大成(海外交流の歴史と特異な文化、異国情緒) (2) わが国初の海上ステージ(浮体海上による海と港の演出) (3) 国際色豊かな祭り(国際コンベンション都市を目指す長崎ならではの演出) (4) 長崎すべてがまつりの舞台(会場だけでなく、県内各地のイベントとの連動)と特徴付ける一方、イメージポスター、シンボルマーク、マスコットキャラクター、キャンペーンソング、パンフレットなどを通じて地元はもちろん、県内外、海外まで範囲を広げた大キャンペーンを展開し、入場者の活発な誘致運動が進められた。


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