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130年の歩み

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46.ハイテク塾『長崎伝習所』開校 (昭和61年4月)

ハイテク塾「長崎伝習所」の開校式
ハイテク塾「長崎伝習所」の開校式

 21世紀に向けて、地域社会と産業高度化を担う人材を育成し、人間ネットワークづくりを推進するため、『長崎伝習所』、が昭和61年度から設立され、長崎市と本所が共同運営を始めた。市民が学習、研究活動を行なうハイテク塾で、鎖国時代、海外文明の唯一の窓口だった長崎ならではの取り組み。

 『長崎伝習所』のネーミングは、ルーツをたどれば幕末までさか上る。長崎は鎖国時代、出島を通じて海外と交流、19世紀後半、西洋で優れた技術、学問がこの地にもたらされ、海軍伝習所や医学伝習所などが設立された。ここで化学、測量術、医学など当時、世界最先端の文明が伝えられ、近代日本の礎を築く優秀な人材を数多く輩出した。ハイテク塾『長崎伝習所』は、新しく、長崎を創造するための人材育成が狙いで、近代日本の道を開いたこれらの伝習所にあやかり命名された。

 塾は毎年2月にテーマを公募、先端技術、人材ネットワーク、長崎との関係などを基準に選定、開講されている。学習期間は1ヵ年、塾長には各テーマを応募した市民から選び、毎月数回研修会を開いている。

 61年に発足した塾は、3ヵ年にわたり、 (1) 先端技術及び工業に関する塾(6グループ) (2) 新商品開発・研究及び流通(2グループ) (3) 観光及び国際化(4グループ) (4) イベント関係(3グループ) (5) 都市形成関係(5 グループ) (6) その他の塾の6ジャンル。28グループで延べ777人の塾生が、21世紀の新しい長崎創造に机を並べた。

 また各年とも塾の研究成果は報告書にまとめられたが、いずれも高い評価を受け、各塾で生まれた若い芽が長崎の活性化に大きく貢献するものと期待された。


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